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首都圏の鉄道を静かに彷徨うブログです。現在、不定期運行中。
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とても珍しいインピーダンスボンドの設置例。おそらく暫定的なものと思われます。



千川にて




今年初めての鉄撮りに相応しい感動の1枚。ケーブルを接続したところで正月休みに入ってしまい(?)放置されたインピーダンスボンド!




結構いろいろインピーダンスボンドを撮影してきましたが、まだ袋から出されていないものを見るのは初めてです。




ちなみにここは大宮駅の埼京線用地下ホーム。交代乗務員の「いったい何を撮っているんだ?」という冷たい視線を背中に感じながら、電車が進入していないことを確認後、あまりに暗いのでストロボ使ってしまいました。新旧とも日本信号製。



大宮にて




台座に据え置かれたインピーダンスボンドです。メーカーは未確認。


四ツ谷にて






大同信号製の在来線交流電化区間用インピーダンスボンドです。






土浦にて






三工社製(手前)と大同信号製(奥)が組み合わされたインピーダンスボンドです。(参考:日本信号製と大同信号製の組合せ

東三条にて



通常は2個を対にして帰線電流だけを隣に流すインピーダンスボンドですが、今回は奇数個(多くは1個)を設置している例です。2個分の機能を1個にまとめた小型タイプのものではありません。




東武東上線成増駅西側の踏切に設置されている日本信号製インピーダンスボンド。接続部分の露出を避けるためかコンクリートブロックが付いています。





東武伊勢崎線鐘ヶ淵駅構内(日本信号製)。東武でよく見かけるスチール枠付き。





これは京三製(武蔵小杉駅)。





これは大同製(秋葉原駅)。





三工社製(尾久駅)。1個設置の明電製は未だ発見していません。





こちらは3基が接続されている珍しい例(日本信号製)。西武池袋線石神井公園駅。


それぞれの場所にて






東北線蓮田駅の下りホームに設置されている三工社製のインピーダンスボンド。専用枠ではない平置き状態が2組並んでいる珍しい設置例です。


蓮田にて






埼玉高速鉄道・浦和美園駅に設置されているインピーダンスボンドです。同社線は同駅以外は地下なので「地下鉄的」な設置です。結合方法も珍しい形。


浦和美園にて






上野駅の頭端ホームに設置されている整合変成器です。インピーダンスを合わせる役目があります。大同信号製。


上野にて






ごく一部の人には好評の「インピーダンスボンド」番外編。左が日本信号製、右が大同信号製という珍しい設置例です(普通は同じメーカーの同じ製品を組み合わせる)。


浜川崎にて



今日のネタはインピーダンスボンドです。信号機の下に設置されていることが多い、2個セットの箱ですね。その役割は省略させていただき、代表的なものをいくつか並べてみましょう。


なお、この件に関しては小鉄様と、おっとう様よりコメントをいただいておりますので、いただいた情報をそれぞれの色で掲載しております。(小鉄様おっとう様も鉄道の専門家です。)




これは日本信号製の古いタイプ。(東武・池袋駅構内)





同じく日本信号製の小型のもの。インピーダンスボンドは大電流が流れるので冷却が必要で、古いタイプは絶縁油を冷却剤としているため大きく重いですが、最近は樹脂を使って小型軽量になっています。(尾久駅構内)





同じく日本信号製のもっと小型のオイルレスインピーダンスボンド。このように1個で構成されるものもあります。(西武・東村山駅構内)





大同信号製のオイルレスインピーダンスボンド。同じ駅でもメーカーはいろいろですが、日本信号製か大同信号製が多いです。(尾久駅構内)





大同信号の古いロゴ(画像のは上下逆向き)がついたインピーダンスボンド。ペアとなるもう1個は少し離れた場所に設置されていました。(上野駅構内)





東京メトロでは構内の引込線などでインピーダンスボンドが見られますが、ほとんどが大同信号製のようです。そしてすべて淡緑色で塗られています。(新富町駅構内)





都営地下鉄・西馬込駅引込線のもの。同じ大同信号製でも都営は黒。地下鉄では地中に埋められることはないようです。





京三製の巨大インピーダンスボンド。大きさの比較ができるようにレールも載せましたが、私が見た中では最大級です。なぜか向きが逆。(小田急・参宮橋駅構内)

この件については、小鉄様から情報をいただきました。
巨大インピーダンスボンドが、逆になっているとの事で、このタイプのインピーは、旧式で中のコイルがオイルで満たされております。A(アンペア)容量によって大きくなっていくのですがこれは、架線より電車を経由して電気が流れていて変電所に電気を吸上げる為に設置してあるものです。





同じく京三製の小型のもの。オイルレスタイプでしょうか。(京急・金沢文庫駅構内)

おっとう様からは次の情報をいただいています。
京三のインピーダンスボンドは樹脂ではなくパラフィンという固形の油だそうです。これはリサイクルができるそうです。

なるほど。今の時代「リサイクル」は大切ですね。





これは少数派の明電製。(京急品川駅構内)

この件についてもおっとう様から。
聞いた話では性能と小型化では明電製が良いとのことでしたが信号業界では新規参入で知名度がないそうです。少数派でもないよですよ。先日秋葉原で見ました!(初めて)





やはり少数派の三工社製。(新宿駅構内)




2011.11.5追記:新前橋構内で見つけた三工社製の旧型。この駅は転轍機も三工社でした。


ところで、製造会社がわかるのはケース上蓋にロゴマークや社章がついているからで、前述の5社(日本信号、大同信号、京三、明電、三工社)が圧倒的に多いのですが、




このようにロゴなしもあり、この場合はもうお手上げ。(東京駅構内)
ご存知の方はこの記事のタイトルをクリックして、下までスクロールするとコメント欄が出ますのでよろしくお願いします。

この件についても、小鉄様から情報をいただきました。
一番下の写真のマークが入って無いとの事でしたが、これはオイルレス初期型のインピーで、上にインピーの保護カバーが取り付けてある状態です。
基本 インピーダンスボンドは、レールの近くに置きレールに接着されている銅線の距離が短いほうが良いので、地下鉄以外では大抵 レール脇に置いてあります。 地下鉄は、置場が無い事やコンクリートの地盤なのであのような設置方法になっています。 重さは、750Aで約 500~600㎏あります。



また、おっとう様からもコメントをいただいています。
日本信号の初期形にカバーを被せているのは内部に水が入る為だそうです。小型になったこともあり問題はいろいろ起こっているようです。


小鉄様、おっとう様、コメントありがとうございました。
この記事は、調査に手間がかかったので(集めた画像はもっと沢山ある)、専門家の方々のコメントをいただけて光栄です。


番外編:浜川崎駅のインピーダンスボンド



それぞれの場所にて(面倒なので地図は省略)



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