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首都圏の鉄道を静かに彷徨うブログです。現在、不定期運行中。
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「定期運用されている現役国鉄クハ」最終日です。



国鉄201系は1979年、中央線に登場しました。E233系の投入により中央線からほとんどが消えましたが、かろうじてH4編成とH7編成の2編成が残っています。定期運用されているかは微妙ですけど...。





国鉄時代、中央・総武緩行線に投入されカナリヤ色だったクハ201-7。JRになってから京葉線に移りスカイブルーになっています。


(1)新宿にて(地図) (2)葛西臨海公園にて(地図) K10D




「定期運用されている現役国鉄クハ」6日目です。



国鉄115系近郊形電車は、111系をベースに寒冷地・勾配路線向けとして 1963年から製造されました。高崎地区に残っているものは、湘南色のままで国鉄時代の姿をよく保っています。




これはJR西日本・岡山地区の115系。湘南色の編成が少し残っていますが、方向幕はLED化されています。


湘南色のほか、スカ色の115系も 豊田車両センターに残っているほか、訓練車 として原形をとどめているものもあります。

ところで115系は先日掲載した111・113系とよく似ていますが、国鉄色の場合は正面の塗り分けで見分けることができます。


111系  ←|→  115系



地方に配属されたものは塗色変更されたものが少なくありません。



これは長野色のクハ115-1014。塗色変更車には駄作が多い中で、この長野色(2代目)は良い方だと思います。


(1)高崎にて(地図) (2)岡山にて(地図)  (3)飯田にて(地図




「定期運用されている現役国鉄クハ」5日目は103系です。



大阪環状線のクハ103-800です。大阪では延命工事が施され、いまだ103系が現役として活躍しています。しかし、ここまで改造されると「現役国鉄クハ」とも言えないですね...。





首都圏では103系はすでに消滅しています。(画像は武蔵野線で最後の活躍をしていた頃のクハ103-294。)


103系は消滅していても「名称」が現役車両(209系)の中に残っています。



最下行に小さい文字で
 ※省エネ電車209系の消費電力は103系電車の47%
と書いてあります。まあ、103系にとっては迷惑でしょうけど..。






実体として走れる姿で残っているのは、東大宮センターの訓練車です(画像は元クモハ103-100)。車籍はありません。

(1)大阪にて(地図) (2)東京にて(地図) (3)津田沼にて(地図) (4)東大宮センターにて(地図



「定期運用されている現役国鉄クハ」4日目は489系です。



急行「能登」に使用されている国鉄色クハ489-3。タイフォンは1971年の登場時からボンネットに付いています。座席車ながら夜行列車での運用なので、昼間は尾久で休憩しています。この車両はいつも撮影しにくい場所にいます。





489系と兄弟系列の485系クハ481-347。クハ481は200番台からボンネットから貫通型に変更され、300番台からは貫通路もなくなりました。画像の快速フェアーウェイは土曜・休日のみ運行の季節列車です。

(1)尾久にて(地図) (2)池袋にて(地図) K10D



「定期運用されている現役国鉄クハ」3日目です。



国鉄203系は1982年に登場した、千代田線直通の常磐線用通勤電車です。アルミ車体・チョッパ制御という特長があります。同線にはステンレス車体・VVVFインバータ制御の207系も国鉄車輌として残っています。しかし、E233系2000番台車の導入により203系・207系とも廃車となる予定です。





国鉄のアルミ製電車には301系という電車(抵抗制御)もあり、地下鉄東西線と直通運転していました。現在は系列消滅していますが、クモハ300-4 が大宮で保存されています。


(1)代々木上原にて(地図) (2)大宮センターにて(地図



「定期運用されている現役国鉄クハ」2日目です。

千葉地区にはスカ色の国鉄113系が多数残っています。ほとんどは千葉以東・以南の運用ですが、都内まで定期運用される列車もあります。



両国駅3番線に入線したスカ色113系(先頭はクハ111-1443)。回送で入線し、折り返し回送で発車する列車です。背景に見えているのは「江戸東京博物館」です。





両国国技館をバックに停車中のクハ111-1128。この編成は、4両編成×2の8両編成になっていて、各「1号車」が新聞輸送(夕刊)の荷物車扱いとなります。両国には新聞を積み込むためにやってきます。千葉まで回送され、編成が分割併合され一方が内房線安房鴨川行き、他方が外房線安房鴨川行きになります。客扱いは千葉からです。





JR西日本・京都総合運転所の湘南色クハ111。延命工事により、前面窓のHゴムが金属枠になった「鉄仮面」となっています。

(1)両国にて(地図) (2)京都にて(地図) K10D




今回から1週間にわたって、「定期運用されている現役国鉄クハ」を掲載します。




東海道線(東京口)では最古参形式となってしまった185系。そのトップナンバーA1編成の先頭車クハ185-1です。






製造されたのは1981年。当時は3本の緑色斜め線という斬新なデザインでした。1999年にリニューアル工事が行われ、このような湘南色に変更されました。しかしこの塗色変更のおかげで、今では東京駅でオリジナル湘南色を保つ唯一の系列になりました。





湘南色クハ111と並ぶクハ185-1(2004年9月撮影)。111・113系は2006年に東京駅から姿を消しました。






今年登場した最新鋭のE233系クハE233-3501 と並ぶ クハ185-110。27歳差です。新しい湘南色は明るい色調に変わりました。






185系の特長は特急列車にも普通列車にも運用されることです。最新鋭のE233系でもそのようなことはできません。


(1)伊豆高原にて(地図) (2-5)東京にて(地図) K10D






奇抜な姿の救援車クト2は、両運転台のくせに自走できないという「無敵の珍車」なのであります。「ト」は無蓋車の記号(国鉄貨車と同じ)。





赤い車両の中でひときわ目立つデチ15。これは片運転台で運転台の後ろは荷台があるだけです。デチ16とユニットを組み、自走可能。「チ」も国鉄貨車記号の長物車「チ」に由来します。

金沢検車区にて(地図) K10D



東武9000系は東上線から有楽町線へ乗り入れるために製造されたため、本線系統には存在しません。今年の6月からは副都心線へも乗り入れたため、自動運転対応などの改造が行われました。



9000系試作車の第1編成です。この編成だけは副都心線未対応です。(画像は2007年夏)





量産車第2~7編成は副都心線対応です。側面は第1編成と同じコルゲートになっています(画像は第2編成クハ9002)。






量産車のうち最終第8編成だけは、遅れて増備されたこともあり、側面デザインが違います。





これはマイナーチェンジ版の9050系第1編成。9000系第8編成とほとんど同じです。


和光市にて(地図) K10D






岡山から移籍してきた1127号機です。更新色(2色)ですが、貫通扉が乗務員扉と同じ「からし色」であることと、JRマークの位置が異なることが特徴です。





こちらが普通の更新色です(画像はEF65 1083)。貫通扉は本体と同じ塗り分け。

(1)新座にて(地図) (2)浜川崎にて(地図) K10D



昨日の小田急1000形に引き続き、ワイドドア失敗事例です。



東京メトロでも混雑の酷い東西線でワイドドア車を試験導入しました。画像は05-018。先頭車の1つめのドアは通常の1.3m幅、2つめ以降が1.8m幅のワイドドアになっています。結果は小田急と同じで混雑遅延の解消に何の効果もなかったため、ワイドドア車は5編成で製造中止になりました。


ワイドドア車は窓配置が異なるので比較してみましょう。



ワイドドア車の05-618。ドア間は戸袋窓2つと小型窓1つ。行先表示は中央、ドア灯は1枚目ドアと2枚目ドアの間。





通常ドア車の05-804。ドア間は戸袋窓なしで分割型大型窓1つ。行先表示とドア灯の位置が逆。

(1,2)深川検車区にて(地図) (3)中野にて(地図) K10D



乗降時間の短縮はラッシュ時の定時運行に不可欠。考えられる対策は、複々線化(三複線化)する、編成両数を増やす、ドアの数を増やす、ドアを大きくする などです。今日は「ドアを大きくする」の例です。



1988年から登場した1000形電車。一部の編成で扉幅 2m というワイドドアが試行されました(運転台直後のドアは1.5m幅)。






デハ1703。中間編成はすべてワイドドアです。ドア間は戸袋窓+小型窓。小田急はワイドドアにかなり興味を持っていたようで、3000形の1次車でも1.6mのワイドドアを採用しています。しかし、混雑遅延の解消に効果がなかったため 2mドアでも1.6mしか開かないように改造されていますし、それ以降の車両は1.3mの普通サイズに戻っています。





クハ1456。これは普通サイズドア(1.3m)の 1000形です。

起終点駅ではワイドドアの効果があると思いますが、乗車と降車の両方が多い駅では逆に混乱しそうです。また、ドアの開閉時間も余分にかかります(人が挟まれて開閉を繰り返すとなおさら)。結局、効果どころか逆効果となって、失敗。

鉄道ファンとしては様々な車種がある方が面白いですけどね。


小田原にて(地図) 代々木上原にて(地図



電車の種別・行先・時刻を表示する「電光掲示板」の値段は安くはないでしょう。中小私鉄ならば節約しようと考えるはず。そこで、考案されたものが...



改札口の電光掲示板を、使わなくなったビデオカメラで写して、やはり使わなくなった家庭用TVに映し出せばリサイクルにもなって一石二鳥!
これを見つけたときは感心するやら、呆れるやら。伊豆急はそれほどビンボーじゃないですけどね...。



次は関東鉄道取手駅。



ホーム屋根にドーンっとぶら下がる年代物の掲示板。しかし、時刻表などの列車情報は全く無く、すべて広告で満たされています。こういう場合、列車内からも見えるように線路と平行に設置されるものですが、よく見ると...



真ん中に家庭用TVが鎮座しており、ごく普通の民放番組が映し出されているではありませんか。ここは待合室か...? 1つ前の画像左下に写っている灰皿(柱に4個も縛り付けられている)とあわせて、何か不思議な空間になっています。


伊豆高原にて(地図) 取手にて(地図




TDLの「休憩所」として有名な「魅惑のチキルーム」のサブタイトルが「ゲット・ザ・フィーバー」から「スティッチ・プレゼンツ”アロハ・エ・コモ・マイ!”」に変わり、空前の行列ができています(笑)。人気のスティッチを連れてきた効果大です。やっぱキャラ無しでは厳しいアトラクションでした。

さて本題に入りますが、チキの「チ」は長物車(ながものしゃ)を表します。レール輸送がメインです。



レールが載った状態のチキ6080(形式チキ6000)。これは25mの定尺レールを載せるチキです。1両ではレールがはみ出してしまうので、2両1組で使います。


次は200m以上のロングレール輸送用のチキです。



チキ5901(形式チキ5500)。ロングレールのちょうど中央にくるチキです。ここでレールをしっかり固定します。





それ以外のチキには4個の固定器具がついています。カーブやポイント通過時はレールそのものが曲がることになります。画像はチキ5919。






チキ5920。現場で積み卸しするための専用機械を載せたチキです。編成端には必ずこのタイプが連結されます。





ちなみに、これは駅にあるクレーンです。地上にもレールを転がして移動させる装置(2~4枚目の画像下側のこの色の装置)があります。


田端にて(地図) 越中島貨物駅にて(地図






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